近年、国際間のボーダーレス化が進み、今後はますますその流れが進むことが予想されます。
そのような中、互いの違いを認め合い、助け合っていくことは、国際理解、友好親善の観点から大変重要であると考えます。
その為に次の時代を担う若い世代が異国において共に学び、交流を図ることは国際間の相互理解を深め、友好親善に大きな貢献を果たすことは間違いありません。
しかし、我が国の物価水準、とりわけ授業料、住居費、生活費の高さは、留学生にとって決して良い留学環境とは言えません。
その中にあって、経済的困難にありながらそれに負けずに勉学に励む学生が多く来日しております。
今や世界でも有数の経済大国に発展した我が国に求められている役割はますます大きくなり、中でもアジア諸国の発展のために様々な分野において協力し、円滑な関係を維持する必要があることは特に重要な役割です。
そこで、このたびアジア諸国の若者が我が国での留学生活を通じてお互いに理解を深めあい、明日のアジアを担う原動力となることを願って、ここに関係各方面のご賛同を得て、横山国際奨学財団を設立いたしました。
彼らが地球規模の視野を持ち、国の枠組みを超えて活躍し得る人材となることを祈っております。