□交流会□
横山国際奨学財団 第8期交流会
日時 : 2018年12月1日(土)18:00~
場所 : キャッスルプラザ 4F鳳凰の間
交流会の前に、理事会を行いました。
今期第8期の奨学生、及びOB・OGの皆さん、また大学関係者及び財団関係者、総勢約75名が出席し、横山国際奨学財団第8期交流会を行いました。
今期採用された第8期生は、中国、韓国、ベトナム、ネパール、インドネシア、台湾、ウズベキスタン、タイ、マレーシア出身の皆さんです。
まずはじめに、財団理事長の横山より挨拶がありました。
今年は世界各国で自然災害が発生し、各地で大きな被害が発生しました。欧州での豪雨、インドネシアの大地震、オーストラリアの干ばつ、ハワイ島の火山爆発、米国カリフォルニア州の山火事等。また、日本では大阪北部地震、北海道地震や西日本豪雨、何度も上陸する台風の被害等々、今年ほど自然の恐ろしさを感じた年はありませんでした。その影響で当グループ会社を含めて大きな被害もあり、日頃の災害対策の重要性を感じた一年でもありました。さて干支は戌年でしたが、干支はもともと古代中国の数えからきているそうで、日本はもとより中国、モンゴル、チベット、タイ、ベトナム等でも使われています。よって、国によって兎が猫だったり、牛が水牛だったりと多少の違いがあるようです。戌年といえば、その年は大きく成長するか!大きく後退するか!物事がハッキリとする年だと言われていますが、皆さんはいかがでしたか?私自身は色々とありましたが、大きな収穫があった年でした。
さて、2018年度も沢山の皆様から応募を頂きました。本日お越しの第8期生の皆様は、我々が大変苦労して選考した皆さんです。おめでとうございます。
日本に来て、文化の違いなどから戸惑いがあり、勉強も大変だと思います。この経験や学んだ知識はこれからの人生に必ず役に立ちます。
この交流会で、他の学校の皆さんや様々な国の皆さんと交流を深め、この時間を有効に使ってください。そして今日の交流会を大いに盛り上げ、楽しんでもらいたいと思います。
最後になりましたが、財団の運営にご協力を頂いている大学のご関係者の皆様はじめ、沢山の皆様のお力添えに感謝申し上げます。と挨拶がありました。
引き続き財団役員の紹介があり、その後、第8期奨学生の採用について梶浦理事より、結果の報告がありました。
今年は19の大学から67名の推薦がありました。選考会では選考基準に則り、申請された書類を拝見しました。いずれの皆さんも明確な留学目的を持ち、苦しい経済状況下にありながら学業に励み、優れた成績を挙げている学生の皆さんで、選考会では大変迷いましたが、36名の皆様を採用いたしました。
横山国際奨学財団の奨学生となられた皆さんに、心から「おめでとう」と申し上げます。
と、報告がありました。
第8期奨学生代表
愛知文教大学グエン ティ ミ ハンさん
その後、理事長の横山より横山国際奨学財団第8期奨学生代表である愛知文教大学のグエン ティ ミ ハンさんに目録が贈呈されました。
日本の四季の素晴らしさに感動をしていること。食文化の違いはあるが、ベトナムのフォーも美味しいので、是非食べてもらいたいと思っていること。アルバイトが忙しかったが、奨学金をもらえるようになって時間にゆとりが出来、様々の事に積極的に取り組んでいること。ベトナムと日本との架け橋となるべく勉強をし、横山国際奨学財団の奨学生として誇りをもっていきたい、と話がありました。
インドネシアと日本の架け橋となりたい。
続いて、財団を卒団された先輩より、挨拶がありました。
奨学金を受給できたお陰で勉強に集中する事が出来、単位を沢山とる事が出来た。また、ゆっくり日本語の勉強も進める事が出来、日本語能力試験に合格できた。
将来の夢は、インドネシアと日本の架け橋になる事。日本の人口が減り、働く人が少なくなっているが、そのために他の国から人を呼ぶ必要がある。インドネシアは人口が多いが働く場所がない。
お互いに助け合えると思うが、そのためには日本語の勉強も必要だと思う。私は、日本で働くインドネシアの人の為に日本語の先生になりたい。また、日本の文化も教えたいと思っている。今後は、来年3月の卒業の為に必要な単位を頑張ってとります。と話がありました。
正解は「A」か「B」か、どっち!?
その後は「クイズ 世界の言葉」と題して、様々世界の言葉に関するクイズを行いました。
まず最初に、「英語」です。「おはよう」を英語ではなんと言いますか?というクイズに、(え?こんなに簡単な問題??)という拍子抜けの表情を浮かべる奨学生の皆さん。その後、英語でのクイズを10問出しましたが、全員正解でした。
次は「イタリア語」です。「おはよう」をイタリア語では何と言いますか?
「えー何だろう?」今までとは違った雰囲気が漂います。
結果、半分の皆さんが脱落。一気に人数が減りました。
その後は「有難う」「港」「氷」をそれぞれイタリア語では何と言いますか?とクイズが続き残り7人。
次は「フランス語」です。「音」をフランス語では何と言いますか?の質問で1人だけ正解となり、優勝者決定。
優勝、おめでとうございます!!
残りの2位、3位をかけて戦いは続きます。
「てんとう虫」をフランス語では?のクイズで、二人がそれぞれの答えを選び、2位と3位が決定しました。
クイズは大変盛り上がり、1位、2位、3位の皆様には河野評議員より豪華なプレゼントが贈呈されました。
最後に川本評議員より、人は人との出会いによって磨かれます。この機会を大切に、たくさんの友人を作ってください。そして、皆さんがますます大きく羽ばたかれる事を願って3本締めで終わりたいと思います、と締めの言葉があり、川本評議員よりそのやり方を教わった後、出席者全員で3本締めをして会を終了しました。
歓談中は奨学生同士が話し合い、また大学関係者、財団関係者とも歓談し、貴重な交流の場となりました。
あっという間に時間が過ぎ、奨学生の皆さんの未来に対する熱い思いを感じることが出来た素晴らしい会となりました。
全員で記念撮影。皆さんの将来に期待しています。