公益財団法人 横山国際奨学財団

事業内容

活動実績

□交流会□
横山国際奨学財団 第12期交流会
日時 : 2022年11月26日(土)18:00~
場所 : ANAクラウンプラザホテルグランコート名古屋5F ローズルーム

今期第12期の奨学生の皆様、大学ご関係者の皆様、また、新型コロナウィルス感染症拡大の為、開催が出来なかった第11期、第10期の皆様にもお集まりいただき、財団関係者含めて総勢約78名にて横山国際奨学財団第12期交流会を行いました。

代表理事よりご挨拶

代表理事よりご挨拶

まずはじめに、財団理事の横山より挨拶がありました。
本日はお忙しいなかご参加頂き、ありがとうございます。この交流会も10期、11期とコロナの為開催出来ずにおりましたが、今期は開催することが出来大変嬉しく思っております。
皆さんも入国することが出来なかったり、大学にも行けなかったりと大変だったと思います。
また、学校のご関係者の皆さんもOA化などの対応で大変だったと伺いました。
こうした自由な環境が有難いと思います。

さて、2022年を振り返りますと、2月に北京オリンピックがあり、約2,900名のアスリートが参加し、私たちに大きな感動を与えてくれました。皆さんの国でも大いに盛り上がったことと思います。そして11月の今、カタールワールドカップが開催されました。12月19日に決勝戦が行われる予定ですが、どの国が優勝するのか。どの選手が活躍するのか、楽しみです。
スポーツといえば、沖縄にある当社プロトグループの一社が琉球ゴールデンキングスという、プロバスケットボールチームの運営に携わる事になりました。スポーツビジネスに携わる事になったわけですが、運営に大切な事として社会的な事と運営的な事の二つをしっかりとするように伝えています。
社会的とは、チームがその地域に元気を与える事。経営的とは、売上・利益を上げる事、です。このバスケットボールチームは「沖縄をもっと元気に」というスローガンを掲げています。当社プロトコーポレーションの経営理念は「夢、感動、楽しい!」で社会に貢献する事です。夢は一生懸命にやれば叶います。一生懸命にやれば感動します。皆さんにも、何事も一生懸命にやってほしいと思います。
さて、第12期の選考は今年の8月に行いました。様々な角度から採点した結果、第12期の皆さんを採用致しました。おめでとうございます。この交流会の趣旨は、人と人を繋ぐ事です。この会場に来ている第11期、第10期の皆さんも大いに交流を図って下さい。大きな声は出せませんが、心の中で大いに楽しんで下さい。
あらためまして、大学のご関係者様、そして財団の関係者様、いつもご協力を頂き有難うございます。これからもご支援、ご協力下さいますようお願い申し上げます。以上をもちまして、ご挨拶とさせて頂きます。と挨拶がありました。

引き続き財団役員の紹介があり、その後、第12期奨学生の採用について加藤理事より、結果の報告がありました。
今年は19の大学から52名の推薦がありました。選考会では選考基準に則り、申請された書類を拝見しました。いずれの皆さんも明確な留学目的を持ち、苦しい経済状況下にありながら学業に励み、優れた成績を挙げている学生の皆さんで、選考会では大変迷いましたが、35名の皆様を採用しました。
さて、今回は3年ぶりの交流会の開催となります。今年は無事に開催することが出来、皆さんともお会いできて良かったと思います。今日は交流会の開催が出来なかった期の皆さんも参加と伺いました。今期採用の皆さん、また、11期、10期採用の皆さん、おめでとうございます。これを機に、一層勉強に励んで下さい。と報告がありました。

12期代表より感謝の言葉

12期代表より感謝の言葉

その後、代表理事の横山より第12期奨学生代表である南山大学のサルワル ムハンマド アマールさんに目録が贈呈されました。大学では、主に東南アジア、南アジアに対する日本の政府開発援助について研究をしている。スポーツが好きなので大学ではアメフト部に所属し、積極的に参加している。
受け取った奨学金は大学の費用に充てたい。今まではアルバイト代を大学の費用に充てていたが、これからは勉学に打ち込むことが出来る。成績を維持し、将来はパキスタンと日本の架け橋となりたい。日本は人口が減少し、パキスタンは人口が増えているが働く場所が少ない。お互いに弱いところを補い合いたい。目標を達成する為に頑張りたい。
最後に、第12期生を代表して、採用していただき有難うございました。と挨拶がありました。

第11期代表より奨学生となって

第11期代表より奨学生となって

続いて、コロナの影響により交流会が中止となったため、今回参加となった第11期奨学生代表の名古屋商科大学 ムッレーガマ タルシ ウッペクシャさんより挨拶がありました。
交流会を開催していただき、有難うございました。
スリランカにいる時に、日本のTV番組の「おしん」を見て、負けない心を学びました。いつか日本で学びたいと思い、負けない心で勉強しました。
奨学金をもらったおかげで自分の時間もでき、勉強と自分の時間とバランスを取る事ができました。心から感謝しています。
いつかスリランカと日本を結ぶビジネスをしたいと思っています。と話がありました。

その後は「クイズ 豆知識」と題して、3択クイズを行いました。
まず最初は「SDG’s」に関する問題です。「実現の為に掲げられた国際目標はいくつありますか?」答えは17。この問題は全員正解でした。その後、2問目、3問目と続き、4問目「世界で食べ物に困っている人の割合は?」答えは9人に1人。この問題は、約半数の方が脱落しました。
続いて「世界でトイレを利用できない人は何人いるでしょう?」答えは5人に1人でしたが、正解した人は3人。

上位3名。おめでとう!

上位3名。おめでとう!

ここで、1位から3位決定戦となりました。
続いて問題は【スポーツに関する問題】に移ります。今年はサッカーWカップが開催されているため、Wカップに関する問題です。ワールドカップ第1回目の開催国は?の問題に、3人それぞれの答えが分かれます。
正解は、ウルグアイ。これで1位は確定です。次の問題は、第1回大会で優勝した国はどこでしょう?
残り2人の答えは分かれます。正解はウルグアイ。2位と3位が決定しました。

敗者復活戦。あー!間違えた!!

敗者復活戦。あー!間違えた!!

時間に余裕があったため、そのまま敗者復活戦を行うことになりました。
4位と5位を決めます。
敗者復活戦の問題は、【世界遺産について】の問題です。1問目。世界遺産の一番多い国はどこでしょう?答えはイタリアですが、全員正解。続いて2問目。世界で一番初めに世界遺産を持った国は?アメリカを選んだ一人が正解。これで4位が決まります。
最後の5位決定戦では、なかなか決まらず、司会者の「本当にその答えでいいですか???」の誘導にのり、最後の一人である5位が決まりました。

優勝おめでとうございます

優勝おめでとうございます

優勝者は第12期生 名古屋市立大学の トウ ハイゼンさん。
1位から5位の皆様には横山理事より豪華なプレゼントが贈呈されました。

締めのことば

締めのことば

最後に織田理事より、締めの言葉がありました。
大学を超え、国籍を超え、そして今年は期を超えて交流会の場で一緒になることができ、嬉しく思っています。
私事ですが今年から知人から引継ぎ、ワイナリーをはじめました。原料であるブドウの栽培から収穫、そして製造です。手伝っていた時にはわからなかった大変さがたくさんあります。今回の事は全く予想していなかった事ですが、チャンスを掴んだと思って一生懸命にやっています。皆さんも多分この先、思うようにいかないことや、つらいことがあると思いますが、目の前のことを一生懸命頑張ってほしい。そうする事で違う道が見えてくると思いますし、その道を掴んでいく事が出来ると思います。是非、日本でチャンスを掴んでほしい。と奨学生の皆様に、熱いメッセージを頂戴しました。
歓談中は奨学生同士が話し合い、また大学関係者、財団関係者とも歓談し、貴重な交流の場となりました。あっという間に時間が過ぎ、奨学生の皆さんの未来に対する熱い思いを感じることが出来た素晴らしい会となりました。来年も無事に開催できることを祈りつつ、お開きとなりました。

全員で記念撮影。皆さんの将来に期待しています。

全員で記念撮影。目の前のことを一生懸命に頑張って下さい!

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